業者選びに役に立つ小売・卸販売に関連した業者をご紹介します。

私は飲食店を始めることになって食材を仕入れようと思っており、その際に小売業者と卸販売の業者があることを知りました。
どちらも食材を扱っている点は共通しているのですが、どういった違いがあるのかよくわかっていません。
そこで、小売と卸販売の違いについてわかりやすく教えてもらえると助かります。

主に相手にする顧客の種類が違っています

小売と卸販売はどちらも商品を販売する点に変わりはないのですが、主に相手にしている顧客の種類が異なっています。
卸売販売の業者は基本的に業者を相手にビジネスをしているのが特徴であり、業者に商品を卸すことから卸売と呼ばれています。
一方、小売業者とは、商品を消費者に対して販売することであり、主な顧客は消費者となるのです。
卸売販売は生産者から直接商品を仕入れているのが特徴であり、小売店は生産者とは直接関わることがありません。
ただし、卸売販売の業者であっても個人向けの商品の販売をしているケースはあります。
また、卸売販売から購入するのは小売業者だけではなく、たとえば飲食店が卸売業者から商品を買うこともあります。
業務用に使うものについては卸売販売の業者から仕入れるのが一般的でしょう。
飲食店が卸売販売を通さずに直接生産者から仕入れるというケースも存在するのですが、卸売業者を利用するメリットが大きいため、実際には卸売の業者から仕入れることが多いです。
生産者から直接購入するとなるとさまざまな交渉や手続きが発生してしまい手間がかかります。
卸売業者と契約すればスムーズに商品を仕入れることができて、余計な手間がかからないのがメリットです。
また、卸売業者は日本全国から商品を仕入れているため、扱っている商品の種類が豊富です。
自分で直接生産者から仕入れるとなると、生産者の情報を集めるところから始める必要があり、とても手間がかかってしまうでしょう。
それならば、卸売業者に自分の希望を伝えて、それに合った商品を提案してもらったほうが便利です。
このような理由から卸売販売の業者を利用する人はたくさんいるのです。
卸売販売と小売販売はそれぞれ対象とする顧客が異なっていて、きちんと棲み分けができています。
飲食店をこれから経営しようと考えているならば、食材の仕入先として卸売販売の業者を頼るのは一般的なケースといえるでしょう。
卸売業者に希望を伝えれば、条件に合った食材を提案してもらうことができ、それを定期的に仕入れることが可能です。